みなとカフェ、オープン!!

ピースボートのボランティアチームが入っている避難所で、避難者や周辺住民の方々に少しでも安らぎを提供するため「みなとカフェ」をオープンしました。

これは、避難所を運営している市職員や学校の先生方などとも相談をした上で、現場スタッフが発案した無料カフェ。「体育館内で炊き出しを受け取っても、食 べるために座るところがない。立ち食いをしている被災者の方々の姿を見て、ゆっくりしてもらいたいと思った」のがきっかけです。

さて、ピースボートが石巻に先遣スタッフを派遣した3週間前には20名しかいなかったボランティアも、日々その数を増やしています。石巻支援連絡会の参加人数も、現在およそ90名になりました。

現地には背景さまざまな人がボランティアで訪れます。レストランのシェフが炊き出しで腕をふるったり、カイロプラクターの方が避難所に通い、3日間で70名の方をマッサージしたり。※下の写真は、70人の方を施術して、割れてしまった指先。

ジャーナリストの高瀬毅さんと一緒に訪れたアエラ記者、中原一歩さん。現地の取材に、4トントラックで参上。必要な物資を運んでくれました。

一度、4トントラックで物資を運びにきたプロトレイルランナーの石川弘樹さんは、その数日後に今度はボランティアとして再度石巻を訪問。アーティストや俳優など著名人にも「特別扱いしないでほしい」と1個人としてボランティア参加する方々が多数います。

WFP(世界食糧計画)からも巨大な倉庫テントとプレハブが、イタリア人技師集団と共に到着しました。サイズ32m×12m。テントとはいえ、小さな建物 のような大きさで、建てこみには電動ドリルでアンカーを打ちます。イタリア人技師たちは、「よく見て、覚えろ」と現場スタッフに指導する風景も。

現地を訪れる人手が増えるのはとても嬉しいことです。ただ一方で、同時にオペレーションも複雑になってきます。炊き出しを行う場合の注意点など、日々数十 件の電話が鳴って対応も大変です。現在、石巻市内における炊き出し実施者向けに、炊き出しを行う場合の条件など、事前案内を作っています。完成後、市役所 か社協のホームページに掲載予定ですので、こちらのブログでも報告します。

ピースボートのボランティア説明会も、開始後2週間のあいだに1500人が訪れました。今後も、毎週100人を石巻に派遣していきます。東京でも多数のボランティアが活躍中。次回説明会は、今週10日日曜日を予定しています。

今日もボランティアがつくるテント村に夕陽がさします。

明日も頑張ろう!